経理って何?経理の仕事内容ややりがい、将来性について解説!

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経理は専門性が高く、やりがい抜群の職種です。

経理に興味があるけど具体的に何をするのかよく分からない、と思っている方も多いのではないでしょうか?

実は経理の仕事は日々の数字のやり取りだけではなく、企業の健全性や成長を支える大切な役割があります。

今回は、経理の具体的な仕事内容ややりがい、そして将来性について分かりやすく解説していきます!

目次

経理ってなんで必要なの?

経理担当は何のために存在する?

会社の「経理部」ってそもそもなぜ必要なのでしょうか?会社の規模が大きくなるほど、一つの部として設けている会社が多いですよね。

経理担当が必要な理由をザックリ説明するなら、次の3つになると思います。

外部への決算報告

法令上、会社は国や外部の利害関係者に決算数値を公表する必要があります。経理は日次業務、月次業務、年次業務を通して1年間の会社の決算数値を算出し、決算報告書にまとめて関係各所に提出しています。

会社の意思決定のサポート

経営者や社員が常に会社の健全性や業績を把握し、将来の方針や戦略を立てるためには、会社の状態を「数値」として常に管理する必要があります。経理が常に会社の現状やトレンドを把握することで、他部署や経営者にそれらの情報を加工し提供することで、会社の意思決定を円滑にしています。

他部署のサポート

経理は会社の他部署のサポート役としての側面もあります。例えば、法令改正に対応するために、経理が改正内容を踏まえた社内運用を整備したり、営業担当に収支データを提供して、得意先との契約交渉をサポートするといったものがあります。

具体的な業務内容は後述しますが、「経理がなぜ必要なの?」かと聞かれれば、おおよそ上の3つに集約されます。それぞれ、

「会計」や「財務」との違いは何?

計や財務との違いについて軽く触れておきます。

「会計」や「財務」との違い
  • 経理:経営の運営に関する業務を行う部門や職種の総称。具体的には、日々の会計処理や資金管理、経営のサポートを行います。
  • 会計:企業や団体の財務状況を数値化して記録し、それに基づいて経営者や利害関係者に報告する手法を会計と呼びます。つまり、経理という実務の中に、会計という手法が存在するということです。
  • 財務:企業の資金調達や投資、配当などを管理し、財務戦略を立案することを目的とした業務です。過去の取引を扱う経理に対して、財務は今後の資金面での意思決定を行います。

会計は仕事というより、業務の分野ってイメージですね。

経理と財務をこれらの仕事を分けていない会社も多いと思いますが、会社の規模が大きくなると、担当が細分化され、それぞれのスペシャリストとして働くことができます。

経理の具体的な仕事内容

経理の業務内容は多岐に渡りますが、代表的なものを紹介します(どこまでやるかは会社の規模にもよります)。

経理の代表的な業務
  • 伝票や請求書の発行
  • 出納業務
  • 資産管理業務
  • 決算業務
  • 収支分析資料作成
伝票や請求書の発行

伝票は入金伝票、出金伝票、振替伝票があり、それぞれ入金、出金、科目訂正などの手続きの際に必要になります。経理は伝票を発行するだけでなく、その伝票にもとづいて仕訳という処理を行います。

また、一般的には経理の仕事とされる請求書の発行は、会社によっては直接部門が発行し、経理は請求書と売上数値の照合のみを行うといった会社もあります。

出納業務

得意先からの売上金額の入金確認、取引先への支払い処理などを行う仕事です。毎日、口座のお金の状況を確認して、入金や出金があれば、その都度帳簿に反映させます。

資産管理業務

会社で使っている資産の管理は、減価償却計算などの会計知識が必要になるため、基本的にどの会社でも経理担当者が行います。

減価償却計算は、固定資産の帳簿価額を一定のルールに従って減額する会計処理ですが、資産の担当者は経理の中でも比較的高い簿記の知識が求められます。

決算業務

ある一定期間の会社の利益など、数値を確定させる業務です。決算は、外部の人に報告する決算書類の作成や、社内内部で経営実態を把握し今後の経営判断を行うために不可欠な業務です。

企業規模が大きくなるほど、決算の頻度は多くなります。上場企業は、四半期に1回はいわゆる決算書を作成し外部に公表することが法律で義務づけられています。

これらの他にも、予算策定、税務、監査対応など、経理には非常に幅広い業務があります。

規模が小さい会社は、これらの経理業務を網羅的に行うことができるため、経理業務の一連の流れを早期につかむことができる一方で、大企業に比べて専門性の高い分野に触れる機会が少なくなります。

逆に規模が大きい会社は、担当業務が細分化され業務はより専門的になるため、経理の一定の分野のスペシャリストになることができる一方で、経理の業務一連の流れをつかむのに時間を要します。

経理の仕事のやりがい

経理の仕事のやりがいは多岐に渡りますが、特に以下の点が挙げられます。

  • 企業の健全性を支えること
    • 経理の仕事は、正確な会計情報を提供することで、企業の健全性を支える役割を果たします。健全な財務状況は企業の安定的な成長につながります。
  • 経営者や経営陣の意思決定をサポートすること
    • 経理は数字やデータを通じて、経営者や経営陣が的確な意思決定を行うための情報を提供します。自分の仕事が企業の方向性や戦略に影響を与えることにやりがいを感じることができます。
  • 常に変化する環境での成長
    • 経理の仕事は日々変化する経済環境や業界の動向に対応する必要があります。新しい法律や規制の変更、テクノロジーの進化などに対応するため、常に新しいことを学び、成長する機会があります。
  • チームとの協力やコラボレーション
    • 経理の仕事は他の部門との連携や協力が欠かせません。財務データの収集や分析を通じて、他の部門とのコラボレーションが生まれ、チーム全体の目標達成に貢献できることにやりがいを感じることができます。
  • 専門知識を身につけられること
    • 経理の仕事では、会計や財務に関する専門知識を身につける機会が豊富です。この知識は自己成長やキャリアの発展に繋がります。
  • 人に感謝されること
    • 経理の仕事は、正確なデータや情報を提供することで、他の部門や経営者から感謝されることがあります。自分の仕事が他人にとって価値のあるものと認められることは、やりがいを感じる要因の一つです。

経理の仕事がなくなる可能性

近年、AIや自動化技術の進化により、経理業務の一部が自動化される可能性があります。しかし、経理の役割は単なる数字を処理するだけではなく、その数字に基づいて戦略を立案し、企業の方向性を支える重要な役割を果たしています。そのため、経理の仕事が完全になくなることは考えにくいでしょう。

まとめ

経理の仕事は企業の健全性を支え、成長に貢献する重要な役割を果たしています。AIや自動化の進化によって業務が変化するかもしれませんが、経理の専門知識や判断力は今後も求められることでしょう。経理の仕事に興味がある方は、柔軟性を持ちながらも専門知識を深めていくことが重要です。

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