【公務員から民間企業へ転職してよかった?】新たな可能性を追求する勇気と成功への道

本

公務員から民間企業への転職は、多くの人にとって大きな踏み出しです。

公務員の安定性や世間体の良さに対する不安から、転職にためらいを感じることは自然なことです。

しかし、わたし自身が元県庁職員として公務員から経理職への転職を果たし、新たな道を歩んでいる経験から、公務員から民間企業への転職における不安や悩みを払拭するべく、この記事を執筆しました。

本記事では、公務員から民間企業への転職を前向きに検討するためのアドバイスと成功への道筋を紹介します。

目次

県庁職員をやめると本当にもったいない?

転職への階段を上る公務員

わたしも転職活動時は迷っていました

転職活動時は、周りから「公務員をやめるなんてもったいないよ」とよく言われました。

わたし自身も、世間の公務員に対するイメージが良いという認識はあったので、なかなか転職に踏み切れなかったというのが実際のところです。やめてしまったら後悔するのではないかと。

しかし、このまま県の職員を続けても、将来、ただ自分が苦しむだけだというのはほぼ確実だと思ってました。少なくとも、転職をするべきなのではないかという迷いはあったわけです。

そもそも考えてみてください。今後、何十年と続ける仕事を、ずっと迷いを抱えながら続ける方が後悔すると思いませんか?

やらない後悔よりはやる後悔ということで、転職活動をはじめました。実際に県の職員ではない人の意見なんて参考にならないという気持ちもありましたしね。

転職した今は、転職して本当によかったと思っています。

最適な選択はその時々によって違うのが当然

職業選びは、人生に大きく影響を及ぼす選択の一つです。

公務員をやめることは、個々の人生やキャリアにおいて重要な選択肢となり得ます。公務員試験に合格し、安定した地位を手に入れたことは素晴らしい成果ですが、それが最適な選択肢とは限りません。

人生には成長や挑戦が必要です。公務員の安定性や地位は魅力的ですが、自身の興味や目標に合致しない場合、やりがいや充実感を得ることは難しいでしょう。人は変化し成長するため、人生の異なるフェーズにおいて新たな道を選ぶことは自然な流れです。

もちろん、やめたからと言って、公務員の経験や学びが無駄になることはありません。公務員としてのスキルや知識は、民間企業や他の分野で活かせるものあります。例えば、問題解決能力や組織力などは、他の職種や業界での競争力を高める基盤となるでしょう。

また、公務員をやめることで得られるスキルや能力も見逃せません。新たな職場や環境での出会いや経験は、自己成長やスキルの向上につながることがあります。個人の成長や充実感は、単なる地位や安定性だけではなく、自身が意義を感じる人生を築くために重要な要素です。

結論として、公務員をやめることは自己成長や新たな可能性を探求する大切な選択肢です。公務員としての経験や地位は尊重すべきですが、それが全てではありません。自身の目標ややりがいを追求し、自己の成長と幸福を追求するために、新たな道を選ぶことも適切な選択です。

人生は一度きりであり、自身の可能性を最大限に広げるために、積極的にチャレンジすることが重要です。

後悔しない転職のために

前向きに転職活動している公務員

先述のとおり、公務員からの転職は自身に大きなプラスをもたらす可能性があります。

ただし、当然公務員のメリットもあり、自身にとって本当にそれを手放しても大丈夫なのか、しっかり吟味する必要はあるでしょう。

また、後悔しない転職のためには、「転職することによって、今抱えている問題が改善・解決できるか?」という視点が最も大切です。

公務員をやめたいと思う理由は何ですか?本当にそれは公務員のままでは解決することができないものですか?

公務員のメリットとは?

公務員は社会的にも認められている職業だけあってt多くのメリットがあります。以下は、公務員のメリットとして、一般的に言われているものです。

安定した雇用と給与

公務員の雇用は一般的に安定しており、経済的な安心感を提供します。公務員は給与の面でも相対的に安定しており、昇給やボーナスの制度も整っています。

福利厚生の充実

公務員は一般的に充実した福利厚生を享受できます。医療保険、退職金、休暇制度などが整っており、安心して働くことができます。

公共の利益に貢献

公務員の仕事は、地域や国の公共の利益に直結しています。社会的な使命感や貢献度を感じることができ、仕事に対するやりがいを持つことができます。

キャリアの安定性と昇進の機会

公務員はキャリアの安定性があり、昇進の機会も与えられます。階級や職位の昇進に伴って責任や報酬が増えるため、長期的なキャリアプランを描きやすい環境です。

上記はあくまで一般的に言われているものです。

実際に県の職員から民間企業へ転職したわたしの意見としては、給料や福利厚生面は、中小企業<公務員<大企業といった感じでとらえた方が良いと思います(中小企業と大企業を分けて考えた方が良いということです)。

また、公務員は確かに、公共の利益に貢献する側面が強いですが、社会貢献の実感という意味では、むしろ内容的に身近でとっつきやすい、民間企業の方が大きいと思います。

キャリアの安定性と昇進の機会については、公務員の場合自動的に昇進していきますが、逆に言えば、若い間にどれだけ頑張っても、昇進は限定的という意味なので、そこも念頭においておくべきでしょう。

必ず自己分析が必要

公務員からの転職を考える前に、自己分析が重要です。自身の能力やスキル、興味関心、キャリア目標を見つめ直しましょう。公務員の経験から得た価値や成果を確認し、民間企業でどのような役割や貢献を果たしたいのかを明確にすることが重要です。

公務員と民間企業の違いを理解する

公務員と民間企業は異なる環境と文化を持っています。転職前に両者の違いを理解することが重要です。公務員の安定性や福利厚生に対する魅力を再評価しつつも、民間企業での新たなチャレンジや成長の機会を見つけることができます。両者のメリットとデメリットを客観的に比較し、自身の価値観やキャリア目標に合致する方向を選ぶべきです。

公務員のままでは改善・解決できない自身の課題を整理する

公務員から民間企業への転職を考える際、重要なポイントは「今の仕事では改善又は解決できない課題」を整理することです。公務員の仕事には限界があり、特定の制約や手続きが存在することがあります。

民間企業への転職により、新たなフィールドで自身のスキルや視野を広げ、個人の成長や社会的な貢献を追求することができます。公務員の仕事には価値がありますが、限られた範囲での活動に満足せず、より大きな変革や成果を追求するならば、民間企業への転職を検討することが重要です。

わたしの場合は、頻繁な部署異動により、専門的につきつめて仕事ができないことや、興味のないことを異動の度にゼロから学びなおす必要があるといった点が課題でした。

自身にとって譲れない労働条件を整理する

公務員から民間企業への転職を考える際、重要なポイントは「譲れない労働条件」を整理することです。これには年収、年間休日、月の平均残業時間、転勤の有無などが含まれます。

年収は生活の安定や将来の計画に影響を与える重要な要素です。民間企業では、市場価値や経験に応じた報酬制度があることが多く、公務員と比べて収入の向上が期待できます。

年間休日や月の平均残業時間は、仕事とプライベートのバランスを保つために重要な要素です。公務員の場合は一般的に休日や残業時間が比較的定められていますが、民間企業ではその柔軟性が高く、自身のライフスタイルに合わせて働くことができます。

転勤の有無は、家族や地域への帰属感や生活の安定に関わる重要な要素です。公務員の転勤は比較的少ない傾向にありますが、民間企業では業務の都合により転勤が発生することがあります。転勤が自身の生活に大きな影響を与える場合は、その点を慎重に考慮する必要があります。

これらの労働条件は、個人のライフスタイルや価値観に密接に関わる重要な要素です。自身が譲れない条件を明確にし、民間企業への転職を検討する際には、これらの条件を重視し、自分自身の幸福と働き方のバランスを重視することが大切です。

必要知識な知識の確認と習得

民間企業の仕事に活かせそうな知識が自分にあるのかを確認します。新たなスキルや資格が必要な場合は、必要な知識の習得に取り組みましょう。転職後も、長期的なキャリアプランを描き、自身の目標に向かって努力することも大切になってきます。

わたしの場合の転職時は、県職員時代に培った法律解釈力と、学生時代に習得した簿記の資格がありました。そこで、経理や会計の仕事を専門的にして、長期的には企業の経理責任者や税理士など、会計や法律の専門知識が必要になる仕事でキャリア形成していきたいと思っています。

まとめ

前を向いて走る公務員

公務員から民間企業への転職は、新たな可能性を追求する勇気と行動が求められます。

しかし、行動することさえできれば、自己分析やスキルの獲得、適応力の向上を通じて、将来にわたり、新たなキャリアを築くといった選択肢が広がります。

不安や後悔の気持ちに引きずられず、自身の可能性を信じて一歩踏み出してみましょう。

わたしも身をもって知っていますが、公務員から民間企業への転職は、人生の新たな一章を刻む素晴らしい冒険であり、転職によって、今まで見えていなかった世界が見えるようになります。

転職活動は、自分と本気で向きあるきっかけとなり、自己を大きく成長させてくれるのです。

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